粉薬vsこども
小児の薬を投薬する時、
「粉薬は飲めますか?」とお聞きし、
「大丈夫です。」「なんとか飲めます。」と答えるお母さんがいらっしゃるととても感心します。
何を隠そう、うちのこどもは粉薬がとてもとても苦手で、飲ませるのに大変苦労しました。
小学生になった今でも、粉薬は味や舌ざわりが苦手なようです。
とても苦手…なんて言葉はシンプルですが、
小さい頃は、泣いて怒って騒いで、できる限りの抵抗をして飲もうとしませんでした。
風邪、インフルエンザ、胃腸炎などなど…いろいろかかってきましたが、
・処方された薬で、症状を抑えて体を少しでも楽にしてあげる
・BCEx、源液ドリンクで体の中の戦う力を上げてあげる
この2本柱は決して妥協しないぞ、と決めていました。
でも、粉薬が処方されると、薬を飲ませる時間が憂うつで…それが一日3回も…。
今思えば、母親が鬼のような形相で戦闘モードで薬を持って近づいてくるのですから、逃げたくなる気持ち、理解できます。
結局、粉薬は
①ごくごく少量の水で練って、丸い塊にして水で飲む
②チョコレートアイスに混ぜて食べさせる
アイス→薬入りのアイス→アイス の順で
薬の前後にアイスが口に入ると、甘みが残り、また冷たさで口の中が麻痺して、薬の味が気にならないようです。
(薬によってはアイスNGのものもあります)
で、なんとか乗り切ってきました。
うちは成功しませんでしたが、服薬ゼリーなどで飲めるこどもさんもいますね。
体調が悪い時は、それだけで看病やお世話に手がかかります。
粉薬で苦労してる方の参考までに…
本店 薬剤師 中山 香織